ライターやプログラマーにとって、最も身近なアプリはテキストエディタでしょう。しかし一口にテキストエディタと言っても、さまざまなアプリケーションがあるので選ぶのに迷うかもしれません。 そこでこの記事ではWindowsとMacで、おすすめのテキストエディタをご紹介しています。どれを選んでも間違いはありませんが、試用版を利用するなどして、使い勝手を試してから導入するようにしましょう。

そもそもテキストエディタとは？
テキストエディタとはテキストデータの編集や、テキストファイルの作成を行うためのアプリケーションです。パーソナルコンピュータの黎明期である1970年代から存在していました。 その用途は大きく2つあり、1つはライターや編集者が文書を作成するために用いるもので、いま1つはプロクラマーがプログラムを作成するために用いるものです。いずれもテキストのみを入力するという作業には変わりありません。

WindowsとMacでおすすめのテキストエディタ５選
現在、テキストエディタはOSに付属しているものを始め、数多くの種類があります。それぞれ特徴があり、得意とする分野には違いがあります。ここからは具体的にアプリケーションをご紹介しましょう。

Atom
AtomはGitHubが開発したテキストエディタです。フリーで使うことができ、Windows、OSX、Linuxなど、クロスプラットフォームシステムであることが特徴です。複数のファイルのコードを編集する際に便利なマルチペインや、スマートオートコンプリートは、使っていて便利な機能です。オープンソースのテキストエディタなので、コミュニティも大規模なものとなっています。 そのため新しいパッケージやテーマの提供、定期的なアップデートが行われるので安心です。
・対応OS：Windows、OSX、Linux
・ダウンロード先：https://atom.io/ 

サクラエディタ
サクラエディタはWindows上で動作する日本語テキストエディタです。フリーウェアですが多機能なので仕事にも十分使えます。多くの文字コードに対応しているのも特徴で、既存のファイルの文字コードを変換することもできます。矩形選択やタグジャンプ、アウトラインやマクロ、grepやdiff、正規表現など豊富な機能が標準で備わっています。もちろんプラグイン機能も搭載されていますから、まず不満が出ることはないでしょう。
・対応OS：Windows
・ダウンロード先：https://sakura-editor.github.io/ 

Notepad++
Notepad++は世界的に人気の高いテキストエディタです。高機能なのも特徴で無料で使うことができます。折り畳み表示とシンタックスハイライトが可能なので特にコードの記述には便利です。置換ツールや検索などに加え、ユーザーインターフェースをカスタマイズできます。高機能なのにとても使い勝手のいいテキストエディタと言えるでしょう。ですから初心者の方には特におすすめです。
・対応OS：Windows
・ダウンロード先：https://notepad-plus-plus.org/ 

Visual Studio Code
Visual Studio CodeはMicrosoftが開発しているソースコードエディタです。Windows、OSX、Linuxなど、クロスプラットフォームシステムで、無料で使うことができます。強力なデバック機能やビルドインのGitサポート、シンタックスハイライトとオートコンプリート機能を、さらに進めたインテリセンス機能が特徴です。
・対応OS：Windows、OSX、Linux
・ダウンロード先：https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/ 

秀丸エディタ
秀丸エディタは編集や文章入力などの作業に向いたエディタです。ですからライター向けと言っていいでしょう。マクロ機能を利用して面倒な表記統一作業を短時間で終えることができます。縦書きやテキスト整形、文字数カウントなど、文章を書く上での便利な機能が満載されています。Windowsに標準搭載されているメモ帳よりも遥かに使いやすいエディタです。なお秀丸エディタはシェアウェアで4400円ですが、2週間は無料で利用することが可能です。この間に自分に合うかどうか確認してください。
・対応OS：Windows
・ダウンロード先：https://hide.maruo.co.jp/index.html