オススメの差分比較ツールのご紹介
文章の推敲や画像の更新などで、どこを変更したのかわからなくなる場合があります。また変更したものの、以前の方が良かったのではないかという思いに囚われることはありませんか? そんな時、プログラマーであればDiffツールを使ってファイルの違いをチェックします。この記事では一般的な文章の比較や、画像などの比較ができるDiffツールをご紹介しています。
そもそもDiffとは?
「Diff(ディフ)」はファイルの比較を行うためのコマンドで、2つのファイル間の違いを出力できるプログラムのことを指します。Diffプログラムは行単位でテキストファイル間の差異を表示します。 最近の実装ではバイナリファイルもサポートしています。プログラムからの出力もDiffと呼ばれますが、出力をそのままpatchプログラムで適用できるため、「patch(パッチ)」という呼び方も一般的です。 また、Diffコマンド以外からの出力であっても、差分表示プログラムの出力はDiffと呼ばれることがあります。
WindowsとMacでおすすめのDiffツール5選
ここからは具体的にWindowsとMacでおすすめのDiffツールを5つご紹介します。それぞれ特徴があるツールなので、自分の使い方に合わせて選ぶようにしましょう。 ただし似たような機能を持つツールを、同時に使用することは避けましょう。コンフリクトを起こす可能性があるからです。
WinMerge
「WinMerge(ウィンマージ)」はWindowsでは最もよく知られているDiffツールです。テキストファイルの比較はもちろん、フォルダ同士の比較も可能です。 テーブル構造のデータの比較や、Excelシートの比較にも対応しており、さらには画像の比較も可能となっています。初心者の方にも開発者の方にもおすすめできるDiffツールです。
・対応OS:Windows
・料 金:無料
・ダウンロード先:https://winmergejp.bitbucket.io/
FileMerge
「FileMerge(ファイルマージ)」はApple社が提供しているDiffツールです。Xcodeに付属しているので使用するためにはXcodeをダウンロードする必要があります。Apple社が提供しているので安心感が高いのが特徴です。
・対応OS:macOS
・料 金:無料
・ダウンロード先:https://apps.apple.com/jp/app/xcode/id497799835?mt=12
Eskil
「Eskil(エスキル)」はWindowsのみならず、macOSやLinuxにも対応しているDiffツールです。ファイルやフォルダ単位の比較に対応しています。また結果をPDF出力できるので、レポートの作成などでは力を発揮します。
・対応OS:Windows/macOS/Linux
・料 金:無料
・ダウンロード先:http://eskil.tcl.tk/index.html/doc/trunk/htdocs/index.html
Compare Sheets
「Compare Sheets(コンペア シーツ)」は、その名の通りExcelシートの比較(Compare)をするDiffツールです。ファイル形式はXLSX形式ではなくXLS形式なので注意してください。比較を一覧表にしてExcelファイルで出力することが可能です。
・対応OS:Windows
・料 金:無料
・ダウンロード先:http://www.nezavisim.com/?cat=2&scat=8&i=2
DiffImg
「DiffImg(ディフイメージ)」は画像の比較を表示することができます。画像を2つ指定するだけで利用できますが、画像のサイズを揃えておかなければなりません。
・対応OS:Windows/macOS
・料 金:無料
・ダウンロード先:https://sourceforge.net/projects/diffimg/
以上がオススメのDIFFツールになります。
DIFFツールを使って面倒な作業を効率化してみましょう!