知っているようで知らないファンクションキーの使い方
パソコンのキーボード最上段にずらりと並んだキー群がファンクションキーです。最近ではあまり使われなくなりましたが、MS-DOSや初期のWindows OSでは必須のキーでした。しかし現在でもファンクションキーの使い方を覚えておくことは決して無駄ではありません。そこでこの記事ではファンクションキーについてと、その使い方を紹介しています。キーの小さなノートパソコンならではの使い方もあるので最後まで目を通して下さい。
そもそもファンクションキーとは?
ファンクションキー(Function key)とは、コンピュータや端末用のキーボードのキーの一部のことです。プログラマブル・ファンクションキー(Programmable function key)、ディファイナブル・ファンクションキー(definable function key)とも呼びます。ファンクションキーは個別に決まったコンピューターの機能や動作を割り振ることが可能な汎用キーとなっています。通常は初期設定があり特定の機能があらかじめ割り当てられています。またアプリケーション毎に固有の機能を割り当てることもあります。
ファンクションキーの機能について
Windowsのファンクションキーには次の機能が割り振られています。
・F1:ヘルプを表示します。
・F2:ファイルやフォルダー、アイコンなどの名前を変更できます。
・F3:ファイルやフォルダーを検索します。
・F4:アドレスバーの一覧を表示します。
・F5:ウインドウを更新(最新化)します。
・F6:文字入力を平仮名にします。
・F7:文字入力を全角カタカナにします。
・F8:文字入力を半角カタカナにします。
・F9:文字入力を全角アルファベットにします。
・F10:文字入力を半角アルファベットにします。
・F11:ウィンドウを全画面表示にさせます。
・F12:名前をつけて保存します(※Officeのみ)。
Fnキーとファンクションキーの組み合わせ
Fnキーとファンクションキーを同時に押すことにより、パソコン本体の機能を制御することができます。パソコンの機種により割当は異なりますが、ここではDELLのノートパソコンを例にとって説明します。
・Fn+F1:音声出力のオン・オフ。
・Fn+F2:音声出力を下げる。
・Fn+F3:音声出力を上げる。
・Fn+F4:動画を巻き戻す。
・Fn+F5:動画の一時停止と再生。
・Fn+F6:動画の早送り。
・Fn+F7:割当なし。
・Fn+F8:画面の出力先を外部モニタに切り替える。
・Fn+F9:文字や画像の拡大。
・Fn+F10:割当なし。
・Fn+F11:画面を暗くする。
・Fn+F12:画面を明るくする。
ノートパソコンのファンクションキー
ノートパソコンではファンクションキーとしての機能よりも、Fnキーと同時に使用したときの機能の方が優先されています。先ほど紹介したDELLのノートパソコンでも同様です。このようなパソコンで通常のファンクションキーを利用するにはBIOS設定を変更する必要があります。しかしBIOS設定の変更はパソコンの根幹に関わるため、あまりおすすめできません。なおノートパソコンの機種によっては、Fnキーとファンクションキーを同時に使用することで、本来のファンクションキーの機能を利用することが可能です。つまりデスクトップパソコンとは真逆の操作をすることになります。
<まとめ>
以上、ファンクションキーについてご紹介しました。Fnキーと組み合わせることでパソコンの機能も制御することができます。ただ注意していただきたいのは、デスクトップパソコンとノートパソコンでは操作が逆になるということ。会社ではデスクトップパソコンを使い、家ではノートパソコンという方は頭の隅に置いて下さい。