【初級編】これから始める社会貢献活動
社会貢献活動について興味をお持ちの方も多いと思います。しかし始めようと思っても、どんな活動を行えばいいのか、戸惑うこともあるかもしれません。 そこでこの記事は「【初級編】これから始める社会貢献活動」をテーマにまとめました。誰しもがスーパーボランティアなれるわけではありませんが、小さな一歩を踏み出すのは大事なことです。
そもそも社会貢献とは?
社会貢献とは社会の利益に資する行いをすることを指します。個人の社会貢献としては代表的なものとしてボランティアがあります。企業や団体など法人では、慈善事業やフィランソロピー、メセナまたは営利活動を通しての結果的な社会問題の是正、あるいはボランティアへの援助や特定の慈善活動への人材資機材の供出、寄付などがあげられます。
誰でも簡単に始められる社会貢献活動について
社会貢献が多岐にわたるものと、おわかりいただけたと思います。それでは誰でも簡単に始められる社会貢献活動には、どのようなものがあるのでしょうか。これから具体的にご紹介していきます。
寄付や募金
寄付や募金であれば街頭で簡単に参加することができます。代表的な募金活動は次の通りです。
・緑の募金:緑の募金法に基づく国土緑化の募金。担当は国土緑化推進機構。強化月間は毎年4月中旬から5月中旬。
・幸福の黄色い羽根(幸福:読み「しあわせ」):法務省が主唱。強化月間は毎年7月。
・青い羽根募金: 日本水難救済会 (MRJ)が主催。強化月間は毎年7月頭から8月末。高額の寄付者は褒章の対象となる。
・赤い羽根共同募金:中央共同募金会が主催。強化月間は10月頭から12月末。
・水色の羽根募金:漁船海難遺児育英会が主催。
これらの街頭募金では寄付をした人に羽根が贈られます。ほかにも交通遺児を対象とした「あしなが育英会」や、テレビ朝日が1999年から実施している「ドラえもん募金」、救世軍が年末に行っている生活困窮者支援のための「社会鍋」などがあります。
災害ボランティア
地震や水害など日本は災害の多い国です。特に水害ではその後始末が困難を極めます。水をかぶった家具や電化製品、畳などは廃棄するしかありません。警察や消防、自衛隊など公的な機関は、個人宅の後片付けまでは行わないのが普通です。 そこで必要とされるのが災害ボランティアということになります。家具類の運び出しや室内の清掃など、さまざまな活動を行うことになるので、服装や装備など下準備を怠らないようにしましょう。
ビーチクリーン
海沿いにお住まいの方は、ビーチクリーン活動へ参加してみてはいかがでしょうか。定期的に開催されており、主催者がゴミ袋や軍手などを用意していることもあるので、手ぶらで気軽に参加できます。
社会人が社会貢献活動に参加するには?
社会人が社会貢献活動に参加するには会社を休む必要があります。企業によってはボランティア休暇制度を設けているので、勤務先にこの制度があれば利用しましょう。もし制度がない場合は有給休暇を取得することになります。社会貢献活動に参加する旨、会社側にきちんと伝えましょう。
社会貢献活動への参加率
日本人の社会貢献活動への参加率はどれくらいなのでしょうか。2018年に大和ネクスト銀行が、全国の15歳から69歳の男女1,000人を対象に、アンケート調査を行なっています。その調査結果によると「社会貢献活動に参加したことがあるか」との質問に、「はい」と答えた方が83.8%、「いいえ」と答えた方が16.2%でした。年代では50代の参加が最も多く89.2%となっています。
参照元:大和ネクスト銀行(https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2018/social_contributions_report_2018.html)
以上、社会貢献活動について見てきました。社会貢献活動への参加率が8割という数字には驚かされます。阪神淡路大震災以降、災害ボランティアが注目されるようになったからかもしれません。 もし体力に自信がないのなら、募金や寄付を行うことで社会貢献となります。金額も任意ですからまずは羽根を付けることから始めましょう。